2009年11月8日日曜日

前綴りで意味がかわります


ドイツ語には、分離動詞と非分離動詞というものがあります。

こういう言語学用語で呼ぶといかめしいんですでね。

要するに、ドイツ語は文の中では原形のまま使われないものがあって、

動詞の前に付いている接頭辞・前綴りが取れちゃうものが、分離動詞、

それがとれずに原形のまま使われるものが、非分離動詞、

と呼ばれているのです。

その非分離動詞の方を、基本動詞ごとにまとめた練習問題をやってみました。

この練習問題群は秀逸です。

基本動詞ごとにまとめてやってみると、

前綴りによる違いがはっきりするんです。

その上、この練習問題は、意味のつながりのある一文、ないしは一段落の文章に、

前綴りの違う非分離動詞たちをまとめて入れているので、

練習問題自体が、基本動詞を同じくする非分離動詞たちの細かい意味の違いを

記憶するのに格好の例文になっているというところです。


例えばこんな感じです。


Warum haben Sie nicht (      )?

Sie müssen sich im Straßenverkehr anders (        ),

wenn Sie Ihre Führerschein (       ) wollen.

Den Strafbescheid (       ) Sie in den nächsten Tagen.



括弧の中に

halten, behalten, erhalten, veralten

のいずれかを補充します。

どうですか。

答えは

Warum haben Sie nicht gehalten?

Sie müssen sich im Straßenverkehr anders verhalten,

wenn Sie Ihre Führerschein behalten wollen.

Den Strafbescheid erhalten Sie in den nächsten Tagen.


ほかにも、

raten, lassen, fasssen, bauen

などを基本動詞とする問題があります。

いいドイツ語の動詞の復習になるとともに、

知らなかった非分離動詞もまなぶことができました。

ドイツ語力が中級以上になったら、

ぜひ試してみることをおススメします。

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