英語力の上達のための学習方法の一つに
多読という学習方法のがあるのをご存知ですか。
簡単なものを辞書を引かずにたくさん読んで
英語と自分を一体化させていく、という感じで
上達を図ります。
ドイツ語も語学ですから、同じことが言えますよね。
私が英語やドイツ語を習い始めたころは、
そんなことを教えてくれる先生もおらず、
簡単な英語で書かれたハイジを読むことができる
なんて知りませんでした。
ドイツ語にも英語のGraded Readerに相当する
簡単なドイツ語で書かれた多読に適した本があります。
例えば、こんな本 はいかがでしょう。
観光地としてもなじみのあるウィーンを舞台にした
オーストリアの田舎からで出て来たエヴァという女子学生の物語。
大変、簡単なドイツ語で書かれています。
欧州語学力評価基準という、
ヨーロッパ共通の語学力のものさしでいうところの
A1レベルという最も下のレベルの本です。
ほとんどが単文ですし、
学生さんには共感しやすい人物設定になっていると思います。
CDも付いていてナチュラルスピードで語られる物語は、
リスニングの練習にもなります。
ドイツ語検定5級準備のうちから、こうしたものを聴いたり読んだりしていれば、
知らないうちにドイツ語検定4級の準備になっていきますね。
Lese-Novela Eva, Wien. Leseheft und Audio-CD
ドイツ語中・上級者の方も、
「一つの物語を読み通した経験ががない」、
という方々には、
一度こうした簡単なドイツ語で書かれた物語を
読んでみることをおススメします。
ドイツ語オンリーで読み通した達成感は、
何ものにも変えがたいものです。
この本 は、ちょっと変わったウィーンの旅行ガイド、
ないしはLandeskundeにもなっているので、
そこも楽しみの一つです。
価格も1500円程度と、他のドイツ語学習書に比較すると
お手ごろ感があるのではないでしょうか。
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